

😫 問題点:設計限界を超えるバネ要求仕様
自動車部品の設計最終段階において、以下のような極めて難しい要求仕様のバネが必要となりました。
- 極小の設置スペース: 複雑な周辺部品とのクリアランスにより、バネに許容される外径や自由長が非常にタイト。
- 極めて高い荷重要求: 残されたスペースでは通常のバネ設計上の限界値を超えた初期張力・バネ定数が求められ、通常のJIS規格材・製法では実現不可能な状況でした。
- 設計変更の危機: このままではバネの仕様を満たせず、既に設計が固まっていた他の周辺部品の再検討・変更を余儀なくされ、プロジェクト全体に大きな遅延とコスト増のリスクがありました。

✨ 当社での対応:ハイテンションスプリングによる難題解決
当社が長年培ってきた特殊線材と加工技術を結集した「ハイテンションスプリング」をご提案し、問題を解決しました。
- ハイテンションスプリングの提案:
- 一般的な引張バネは、材料の限界に近い初期張力を与えると形状が崩れてしまいます。
- 当社では、JIS規格の 2倍から 5倍 もの高い初期張力を、バネの特性を損なわずに安定的に付与できる**独自の製法技術(線材処理、熱処理、巻き方)**を保有しています。
- 設計・試作・評価: お客様のタイトなスペース制限と高荷重要求に対し、線材径、コイル径、巻きピッチなどを最適化。当社のハイテンション技術を適用した試作品を提供し、要求仕様をクリアできることを実証しました。
- 成果: この特殊技術により、バネ自体のサイズを大きくすることなく、必要な高荷重を確保することができました。
- 結果、お客様は他の周辺部品の設計を変更することなく、要求された機能(作動、耐久性)をすべて満たした製品の量産化に成功。プロジェクトの遅延と追加コストのリスクを回避することができました。